シミの原因その1 紫外線によるダメージ

室内にいても紫外線ダメージが!
シミの原因として代表的なのが「紫外線」。この「紫外線」、実は3種類あり、それぞれ肌に与えるダメージが違います。では、防ぐべき紫外線の対策法とケア法はそれぞれどうしたら良いのでしょうか?

紫外線がどうしてシミをつくるの?

日中の紫外線によるシミ

紫外線の図
  • UVA肌の奥からシミの原因をつくり出す

    UVAは紫外線の中でも最も波長が長く、肌の奥深くまで達します。そしてシミの原因「メラニン」をつくり出す「メラノサイト」を活性化させるのです。肌の奥でダメージを受けるため、その影響はすぐには出ず、忘れた時にシミ・そばかすとして現れます。UVAは雲や窓ガラスも突き抜けるため、曇りの日や室内でも注意が必要です。

    UVAの図
  • UVB 肌表面にダメージを与え、色素沈着させる

    UVBを大量に浴びると1時間もしない内に肌は腫れたり、赤く炎症を起こしたりします。「海水浴に行って肌がヒリヒリする」という経験はありませんか?これはUVBにより、ダメージを受けているのです。このダメージから守ろうと、肌はメラニンを大量につくり出します。これがやがて肌表面で色素沈着することでシミやそばかすとして現れるのです。

    UVBの図

UVC 皮膚病を招く原因に

UVCは細胞組織そのものを破壊します。本来オゾン層によって吸収されますが、近年進むオゾン層の破壊によって地上に届いてしまうのではないかと言われています。そのため、オゾン層の破壊は大きな環境問題とされているのです。

シミの原因その2 乾燥によるダメージ

乾燥した肌はシミができやすい!?
一見、シミに関係なさそうな「乾燥」。「シミケアしてるはずなのに…」という方はもしかすると乾燥対策ができていないからかも!?では、どういうシミケアが効果的なのでしょうか?

乾燥すると、どうしてシミになるの?

バリア機能の低下

肌表面には厚さ約0.02mmの角質層があります。この角質層がうるおいを逃さないことで、乾燥と外部刺激から肌を守っています。これが肌の「バリア機能」です。
しかし、角質層のうるおいが不足するとすき間ができてしまい、そこから肌内部の水分が失われます。また、そのすき間から紫外線などが入り込んでしまい、シミの原因をつくりやすくしてしまうのです。これがバリア機能が低下している状態なのです。

バリア機能が低下した肌と正常な肌

肌の生まれ変わるサイクルが遅く

肌は約28日周期で生まれ変わっています。表皮の基底層から新しい細胞がつくられ、上へ上へと押し上げられ、アカや古い角質として剥がれ落ち、新しい細胞と入れ変わります。この肌の生まれ変わりのサイクルを"ターンオーバー"と言います。
肌が健やかな時は正常に行われているターンオーバーですが、乾燥や紫外線の影響を受けると、角質層に古い細胞が溜まってしまったり、逆にうるおい不足で剥がれ落ちるのが早すぎたりと乱れが生じます。肌が正常に生まれ変わらないと、シミの原因を含んだ細胞が留まってしまい、結果シミとして肌に現れてしまうのです。肌がくすむ、シミが増えた・濃くなったなどはターンオーバーが乱れているのサインの一つなのです。

ターンオーバーが悪い肌と正常な肌
ページトップへ